看護師の採用試験をパスするポイント

看護師の就職や転職活動の最大のハードルとなるのは、面接だろう。面接は苦手なために、書類選考だけで採用を決めてほしいと考えている人は多いが、看護師の採用試験には他の職業と同様に必ず面接がある。逆にいえば、面接はライバルと差をつける絶好の機会でもあり、それがうまくいけば採用率はグンと高くなるといってもいい。面接では第一印象が重要なポイントになるので、清潔感ある身だしなみや髪型を意識しよう。特に、同じ職場への再就職は、以前に面接経験があるためより厳しくチェックされる可能性は高くなる。

そもそも面接とは、履歴書や職務経歴書だけでは伝わらないポイントを知ることが目的だ。コミュニケーション能力はもちろん、表情や声などもチェックされている。書類選考では嘘をつけても、対面する面接の場ではそれが通用しない。自分という人間性が明るみになり、よい点や悪い点が相手にそのまま伝わってしまう。そのため、看護師の採用試験を勝ち取るためには、いかにポジティブな要素を前面に押し出すかが重要だ。

また、面接で失敗しないためには、緊張しないことがポイントになってくる。誰しもある程度の緊張感はあるが、過度な緊張は自分の強みを出せなくなってしまう。人あたりのよさは採用を決める大きなポイントになるので、緊張して笑顔が出なくなるようではマイナスである。緊張を防ぐには模擬面接を受けておくこと、また面接のイメージトレーニングをすることなどが重要だ。あらかじめさまざまな質問を想定して答えを用意しておけば、面接時の緊張は軽減するだろう。